きょうは新年早々の通院日。慢性腎臓病(CKD)の治療というか経過観察のために川越市内のクリニックに行く日である。いつもはクルマで15分くらいでクリニックに行くのだが、新年ということもあり、バスと電車を乗り継いで神社、仏閣に初詣でをしてくることにした。
川越市の郊外に住む小生の自宅からクリニックまではバスと電車だと1時間はかかる。そう思って、クリニックの予約時間である9時に間に合うために7時50分に家を出て、7時57分のバスに乗った。
富士山に見送られて出発。バスで鶴ヶ島駅に着くと、池袋行きの快速急行が来たので乗車。川越市駅で降りてスマホのapple mapでクリニックを検索すると徒歩19分と表示された。結局、予約時間より30分ほど早く着いたので、近くのコメダ珈琲店でブレンドコーヒーを飲んで時間をつぶしてからクリニックへ。CKDの治療といっても、血圧をチェックするしかないらしく、前回の診察以降の1カ月半の血圧の記録を先生に見てもらい、改めて血圧を測ったあと採血をし、血圧の薬の処方箋をもらって終わり。出掛ける前に自宅で朝の薬を飲んだこともあり、看護師が測ってくれた血圧は105と56と極めて低くかった。同じ看護師が採血してくれたが、この看護師、採血しながらよく話しかけてくる。きょうはインフルエンザが流行っているという話題だった。マスクをしているので素顔はわからないが美人だと思われる。そんなこんなで15分ほどで診察は終わり、外に出た。
まずは川越氷川神社へ。
新年もすでに7日というのに結構な混み方である。家内安全、健康第一、交通安全、宝くじ大当たりを祈願し、この神社の御札と神宮大麻を購入して、喜多院方面へ。
とりあえず成田山別院。川越大師である。家内安全、健康護持、交通安全、宝くじ大当たりを祈願。賽銭はすべて100円玉1個に統一。これは神社仏閣祈願の長～い経験から編み出した教訓である。お賽銭の多寡は祈願が成就するか否かとはまったく関係ないのである。これは70年余を生きてきてようやく到達した真理なのである。
てなわけでお隣の喜多院へ。
ここも結構な人出である。家内安全、健康護持、交通安全、宝くじ大当たりを100円玉の賽銭で祈願。そういえば長渕剛に100円玉の賽銭がどうしたとかいう歌があったな。まぁ、いいか。
川越市民になって10年以上経つが、まだ川越城に行ってなかったので、この際、気合いだと思って川越城へ。
川越城は長禄元年(1457)年に扇谷上杉持朝の命を受けた太田道真・道灌父子らによって築城されたそうだ。太田道灌といえば山吹伝説で有名な武将だ。鷹狩りに出かけてにわか雨に遭ったので農家の娘に蓑を借りようとしたら一輪の山吹を差し出されて立腹。後で、「七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき」という有名な歌にかけて、貧しさ故に貸してあげられる蓑すらないということを奥ゆかしく答えたのだとわかり、大いに後悔したという逸話だ。太田道灌は城下の民に慕われたそうで、川越市役所前にも銅像が建っている。
川越城址に残るのはこの本丸御殿のみ。入場料100円で見学。庭先に回ると、昼前の日差しが縁側に差し込み、日向ぼっこをしたくなった。きっと、本丸御殿に詰めていた家臣たちものんびり日向ぼっこを楽しんだのではないか。
てなわけで、次は時の鐘のある通りへ。
相変わらず観光客でにぎわう通りである。
昼近くの11時半になったので、有名なうなぎ屋「いちのや」へ。有名なだけあってすでに満員、順番待ち。待つのは嫌なので、近くの「深井屋」へ。
4人掛けのカウンターに誰もいなかったので、カウンターの端に座り、ビール中瓶(スーパードライ生)とうな重の松を注文。
このあと、何かジャンパーの恰好いいのがあれば買いたいなと思い、神明町の「紳士服のアオキ」へ。「紳士服の」というだけあってジャンパーっぽいものは置いてなかった。仕方なく、そこから30分歩いてクレアモールにある丸広百貨店へ。
途中で急に足がへたってきた。足に力が入らずへとへと状態なのだ。昨夜は布団の中で桃鉄をやっていたので３時間ほどしか寝ていなのに加え、血圧の薬が効きすぎて立ち眩みするのだ。かといってタクシーを拾うのも馬鹿らしく思い、休み休みではあるが丸広百貨店に到着した。とりあえず一休みしたいと考え、2階の喫茶店でブレンドコーヒーとモンブランを注文。かみさんにLINEメールをすると、「さっさと甘いもんを買って帰っておいで」とのこと。「甘いもんはもう食べているよ」と返答すると、「私のぶんだよ!!」と言ってきた。
紳士服売り場をひと回りすると、ちょっと欲しい気がするジャンパーもあったが、どうもサイズがぴったりというものがない。そもそもMサイズは165cm～175cmと表示されているので、その下のSはないかと店員に聞くと、「Sは作っていません」だと。それじゃ、163cmのおらたちに人権はないのか、と言いたくなるのをグッと堪えて家路へ。その前に地下売り場でかみさんの土産に生どら焼き２個(モンブランといちご)を買った。
鶴ヶ島駅に着いたらもうへとへと。歩きたくないのでバスはやめてタクシーに乗車。歩数計アプリを見ると2万3000歩を超えていた。これで少しでもお腹が凹めば幸いなのだが…。
コメント